- 新築・建て替え中古住宅購入等
おしえてください。
マイホームを建てようかと家族で計画し始めました。
お家をつくるとなると費用がどれだけかかるものなのかイメージがつかめずにいます。
家づくりで減税やお得な情報がある事も聞きましたが、よく分かりません。
全体の費用や、お得な情報など、おしえてください。
家造りの費用と2021年度のお得な情報
お家を造ろうと思うと、皆さん「どれだけお金がかかるんだろう?」って事になるかと思います。
弊社でも家を建てたいとご要望頂いた時にまず聞かれる質問で多いのが、
「友建さんっていくらで家作れるんですか?」
って質問です。
弊社の場合は、決まった仕様と形で家を造る規格の決まった家を販売しておらず、
一軒一軒フルオーダーの住宅のみを扱っている為、
それを聞かれると「一概には言えないです。」っとお答えする事になってしまいます。
お客様から許可を得て、過去の事例を「こだわり注文住宅施工事例集」ってパンフレットにまとめて、
本体価格だけを記載して事例としてお見せしますが、
それぞれ住まいによって仕様も設備も異なる為、
結果としてはプランを練ってみてお見積りをする事になります。
ここでいう本体価格というのは、車でいえば車本体です。
車の本体も軽自動車、セダン、スポーツカー、ワンボックス、バス、トラック、色々ありますよね。
用途や使い方乗り方等で車も選ばれると思います。
家造りも構造、材料、断熱性、設備等々設計する住宅で変わっていきます。
- それ以外の費用としては、
等々、土地の状況や諸経費、生活に関わる設備や生活雑貨等、
住まいを新しくするという事はとてもお金がかかります。
-
- 土地購入(土地が無い場合)
- 地盤改良費
- 外構費
- 設計費
- その他諸経費
- ライフラインの引込
- インテリア・家具
- エアコン等空調設備
● 地盤改良費
地盤改良費は土地の地盤が良質なら安く、
液状化の可能性が高く、より深く地盤改良が必要になる程高くなります。
延床30坪程度のお住まいで30万から100万程度の費用が必要です。
● 外構費
この費用も土地によって幅があります。
仕上方法によっても費用は様々で、出来るだけ費用を抑えるなら土や砕石などで仕上げる。
レンガを敷き詰めるよりコンクリートで仕上げる方がコストが安く仕上がります。
外からおしゃれに作ろうと思うと費用がかさみますが、
後程自分でDIYする等工夫次第では安くおしゃれにできますね。
● 設計費
車の場合は同じものが作られるため、購入時に設計費を求められることはありませんが、
家造りの場合は規格住宅でも建築確認申請が必要になります。
設計費用は注文住宅なら工務店で総工事費の3%から10%
設計事務所なら10%から15%有名な建築家ならもっと高い事もあります。
長期優良住宅等の特別な申請が必要な設計を行う場合や
構造計算等の有無によっても別途費用が必要になる事があります。
● その他諸経費
土地購入時の手数料や登記費用、
住宅ローンの手数料や設定登記費用等、
後程請求される不動産取得税、都市計画税、固定資産税等
● ライフラインの引込
上水や排水、浄化槽の設置、電気や通信ケーブル等、
生活に関わるライフラインを引き込んだり設置する費用がかかります。
● インテリア・家具等
お家をおしゃれに作って最後に入れるカーテンやブラインド、
ソファーやダイニングテーブル、照明器具等
部屋の雰囲気を決めるアイテムにもなる為、
家造り最後にこだわる部分です。
私はここに150万円程かかりました。
● エアコン等空調設備
近年の夏場の暑さを考えると必需品ともいえるエアコン等の空調設備も購入する必要があります。
これまでに使っていたエアコンが使えたりも有るかと思いますが、
部屋の広さが変わるなど、費用としてかさむ部分と言えます。
◎ 2021年度の住まいに関わるお得な情報
細かく説明していると長くなりすぎるので、パンフレット等のリンクを貼りながらご説明したいと思います。
● 国土交通省住宅取得支援策について
国土交通省から4つの支援策が提示されております。
下記は国土交通省のパンフレットです。
・ 住宅ローン減税
- 毎年の住宅ローン残高の1%を最大13年間所得税から控除
- 所得税で控除しきれない分は住民税からも一部控除
残高1000万円の住宅ローンが有れば10万円の減税が受けられるという事です。
・ 住まいの給付金
住宅購入者に最大50万円の給付がされます。
ただし一定の所得がある場合はもらえない場合があるので注意が必要です。
詳しくは国土交通省住まいの給金のページをご覧ください。
すまい給付金とは|すまい給付金 (sumai-kyufu.jp)
・ 贈与税非課税
住宅取得者が直系尊属(父、母、祖父母)から取得に係る金銭の贈与を受けた場合、
最大で1500万円の贈与について贈与税が非課税になります。
ただし、質の高い住宅の場合であり、それ以外は1000万円となります。
※ 質の高い住宅とは?
① 断熱等性能等級4、又は一次エネルギー消費量等級4以上
② 耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上または免震建築物の住宅
③ 高齢者等配慮対策等級(専用部分)3以上の住宅
・ グリーン住宅ポイント
こちらはもう期限があまりない内容で、新築住宅の場合10月末日までの契約が必要になります。
(1ポイント = 1円相当)
① 高い省エネ住宅性能等を有する住宅の場合 40万ポイント+ポイント加算で100万ポイント
(長期優良住宅・低炭素住宅・性能向上計画認定住宅・ZEHのいずれかに適合する住宅)
② 一定の省エネ性能を有する住宅の場合 30万ポイント+ポイント加算で60万ポイント
(断熱等性能等級4かつ一次エネルギー消費量等級4以上の住宅)
※ ポイント加算の要件
⑴ 東京圏の対象地域からの移住の為の住宅
⑵ 多子世帯が取得する住宅
⑶ 3世帯同居仕様である住宅
⑷ 災害リスクが高い区域からの移住の為の住宅
ポイントは商品との交換に利用するか、一定要件に適合する追加工事との交換に利用する事ができます。
ただし、 完了報告が1月15日までに行う必要があります。
● 質の高い住宅(長期優良住宅等)に認定されると受けられる優遇税制
2022年3月31日までに入居が必要!!
- 登録免許税 所有権保存登記 0.15 % → 0.1 %
- 不動産取得税 控除額が課税標準から1200万円から1300万円へ増額控除
- 固定資産税 3年間半額が5年間半額
● グリーン化事業補助金
減税ではなくこちらは補助金ですが、概要を下記に添付します。
この補助金は我々の様な中小工務店が所属する認定されたグループが造る住宅に出される補助金で、
イメージとしては林業・製材・流通・材木販売店・工務店などがグループになって、協力して造る住宅に出される補助金です。
・ 長寿命型(長期優良住宅)最大110万円
・ 高度省エネ型(認定低炭素住宅・性能向上計画認定住宅)最大70万円
・ ゼロエネ住宅型(ゼロ・エネルギー住宅)最大140万円
加算措置もあり、地域材の利用や3世代同居設計・子育て世帯等に最大30万円加算されます。
毎年予算が組まれており、今後も募集されていきます。
● まとめ
住まいを造る際の減税・補助金の情報を並べてみました。
近年では住宅の性能が求められ、住宅の価格も上がっておりますが、
変わりに減税策や補助金などが充実しています。
補助金については枠数に限りも有るため、取得も難しいですが、
減税措置は適合する住宅を建築するのなら受ける事が可能です。
分からない事等あれば遠慮なく弊社へご質問下さい。
おしゃれな住宅が出来る事を祈念しております。
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住まい手のこだわりの住まいを
Room Tour動画にして公開しました。
東海ラジオで放送中の『タクマ・神野のどーゆーふー』内にて
かかりつけ大工のコーナー『住まいの相談所Q&A』は2021年12月放送分をもって終了いたしました。
今後も「住まいの相談所HP」は残しながら皆様の住まいの質問・ご相談を受け付けております。
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