KAKARITSUKE かかりつけ大工。

建築中ブログ

友建が現在携わっているお仕事、普段は隠れてしまうところも惜しみなくお見せいたします。
2017年01月
2017.01.25
一宮市『和調の家』 地鎮祭を行いました

みなさんこんにちは!

かかりつけ大工の友建です。

 

 

2017年が始まり、連日寒い日が続いております。

皆さんお身体にお気を付け下さい。

 

最強寒波が到来し東海地方・愛知県でも雪が多く降ったある日…

 

友建では、一宮市にて計画中の新築住宅の地鎮祭を行いました。

この日は年が明けて初めての大安日曜日で、来ていただいた尾張猿田彦神社の神主様も大忙しという日でしたが、

大雪が降り大変な一日となりました。

 

しかしながら、ピンと張り詰めた冷たい空気はこういった祭事には良く。

時折晴れ間から差す太陽の日差しは神々しさも感じられました。

 

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新年を迎えてこういった祭事を行う事で今年もより一層精進していこうと思えてきます。

今年もご依頼頂くお客様の為に、良い家を造っていきたいと思います。

今月末ころから着工していきますので、こちらの案件のブログも見に来て頂けると幸いです。

本年もよろしくお願い致します。

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2017.01.17
あま市S様邸 断熱工事

皆さんこんにちは!

かかりつけ大工の友建です。

 

現在工事中のあま市S様邸では、外部工事と平行して内部工事も着々と進められています。

今回は内部工事において重要な「断熱工事」の様子を二回に分けてご紹介いたします。

 

 

 

まず、断熱工事の意義について詳しくご説明したいと思います。

 

断熱とは、文字通り『熱』を『断つ』という意味です。

(ここでいう『熱』とは、夏場における暑さ、冬場における寒さを指します。)

住宅を建てるにあたって、断熱工事を施すことは「家の中に必要な『熱』だけを閉じ込めて、余分な『熱』はシャットアウトする」ことに繋がります。

そのため、断熱工事をしっかりと行うと家全体が一年を通して快適に保てるのです。

 

 

昔の住宅には断熱工事が施されている住宅がほとんどありませんでした。

それは昔の住宅の壁面が「土壁」という土を使用した壁で出来ていたからです。

土壁には調湿性能や蓄熱性能があるため、夏に調湿・冬に蓄熱が行われることで快適性を保っていました。

 

しかし土壁は『熱』を『断つ』性能は小さく、特に冬場は壁の隙間から入った冷気が室内を冷ましてしまいます。暖房をつけている箇所とつけていない箇所の温度差が大きく、ヒートショック(急激な室温の変化によって体に悪影響が及ぼされる状態のこと)が起こりやすい原因にもなっていました。

 

 

そこで、断熱材を施工することにより、隙間から侵入してくる外気を断ち

室内の温度を一定に保てるようになったのです。

断熱工事を施すことで、外と室内の寒暖差が緩和され、室内の温度差も抑えることが出来ます。

人体に多大な影響を及ぼすヒートショックを防ぎ、常に安全・快適な生活をお客様に提供するためには、正確に断熱工事を施工することが必須なのです。

 

 

 

断熱工事の意図をしっかり理解したところで、実際に施工に入っていきます。

 

 

 

住宅の断熱工事は、壁・天井・床・基礎に分類することができます。

壁・天井はもちろんですが、床断熱・基礎断熱も忘れてはいけません。

 

床断熱は文字通り床の断熱で、床フローリングや合板を施工する前に床下に断熱材を敷き込んでいく工程を言い、

基礎断熱は、ユニットバスや土間など、床断熱を施工できない箇所において床断熱の代わりに基礎を断熱することを指します。

 

床下から壁、天井…と家全体をまるごと包むように断熱材を入れていきます。

 

 

各箇所の断熱工事をご紹介します。

 

基礎部分には、『ポリスチレンフォーム断熱材』を施工します。

ポリスチレンフォームは熱伝導の三要素と呼ばれる『対流・伝導・輻射』の数値が小さく、熱を遮り結露を防ぎます。また、水にも強いため断熱性能が失われることはありません。

 

基礎部分に断熱がされていないとコンクリートから冷気が伝わり、底冷えなどの現象を起こす原因となるためきちんと施工しなければなりません。

 

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(下の白いものが断熱材です)

 

 

 

床下の断熱材は、建方の際に敷きこみます。

大引(おおびき)間の隙間を埋めるようにぎっしり断熱材を入れていきます。

床断熱がなかったり、隙間が空いたりしているとその場所から外気が上がってきてしまうので、しっかり確認しつつ作業を進めました。

 

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壁・天井の断熱に使用する材料は『高性能グラスウール』です。

高い断熱・防湿性能が特徴で、施工性にも優れています。

少しでも隙間があるとせっかく包み込むように断熱材を施工しても性能が低下してしまいます。少しの隙間も許さないよう綿密に敷き詰めました。

 

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家全体の断熱材施工が終わりました。

これにて夏涼しく、冬暖かい家の完成です。

S様邸の特徴である通り土間も、土間特有のひんやりとした冷感のない快適な空間となることでしょう(^^)

 

さて、断熱材は全て施工しましたが、厳密にはこれで完了ではありません。

断熱工事の仕上げとして、友建では「気密工事」も施しています。

気密工事の様子は次回のブログでご紹介いたします。是非ご覧ください。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。

次回の更新もよろしくお願いいたします(^^)

 


 

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