
1.快適と言える住環境
1.1 間取りで見える快適性
1.2 温湿環境と快適性
1.3 換気の大切さ
2.1 高気密・高断熱はなぜ必要?
3.パッシブ設計で風と光を考える
【 快適と言える住環境 】
快適な住環境というのは人によっても感じ方が変わります。
間取りの利便性・好む空間意匠・温湿環境
住んでいて快適と感じられる住まいにするには
住み手がどの様に生活したいかという
様々な要素が複雑に絡み合っていきます。
住まいの設計者はその意図を汲み取り
住まいを形にする事が重要です。
《 間取りで見える快適性 》
人は生活の中で習慣付いたリズムが快適で、
新しい住まいがそのリズムと異なると不快に感じます。
本で『良いなあ』と感じた間取りが実は自分には合わなかった
そんな事を感じるのはその習慣によるものです。
『住めば都』ということわざもありますが、
住み手が住まいに合わすのではなく、
住まいを住み手に合わす。
それが注文住宅と我々は考えています。
しかしながら住み手も色々
ご主人と奥様が違う主張である場合も少なくありません。
それぞれの趣味や趣向を尊重し、
間取りの計画の段階で動線や配置を考える必要があります。
だからこそ同じ土地に建てても同じ家が建つことはなく、
住み手の為の住まいになっていきます。
そこに今後の家族計画やその後の未来を考え、
変化も出来る住まいを計画する事がとても大切です。
《 温湿環境と快適性 》
快適と思う温度は一般的に
● 夏場 25℃ ~ 28℃
● 冬場 18℃ ~ 22℃
過ごしやすい湿度は
40% ~ 70%
と言われています。
快適と感じる温湿度は
季節・服装・体調・体質等、
人それぞれで感じ方が変わり、
快適と思える温湿度を維持する事は
住環境にとって大切な要素と言えます。
『 調湿と換気 』
室内に調湿する素材を多く使う事をおすすめしています。
快適な湿度の維持には調湿と
人が生活によって発生させる湿気の供給で
安定的に維持されるからです。
近年の住まいの場合、乾湿期でも
それなりに快適な湿度で生活が可能です。
乾燥が激しい場合は加湿を計画します。
多湿の時期には調湿素材に湿気が溜まる為、
天気の良い日に風を通して乾燥を促すことが
快適な住環境にも住まいの維持にも重要です。
近年の住まい造りでは
『 高気密・高断熱 』
で造る事が当たり前になっており、
良い意味では、
● 温湿環境を安定化
● 冷暖房効率の向上
● 耐久性の向上
等色々な意味で住まいの性能を良くします。
反対に悪い意味では
● 悪い空気も籠らせる。
● 自然の温度環境が良い時期でも空調頼みになる
● 気密施工の欠陥が壁内結露を籠らせる
反対に住環境を悪化させる要素も存在します。
〔 例えば 〕
密閉された瓶の中で食べ物は
缶詰の様に永く食品を保つことが出来ますが、
周りから温められる事や雑菌が少しでも入れば
その瓶の中で熱は籠り雑菌が繁殖します。
そこが住空間とは考えたくありません。
また、断熱された瓶の中に熱が発生するロウソクがあれば
瓶の中の温度は上昇していくばかりで冷える事は無く、
反対に蓋を開ければ空気は入れ替わり
外気が快適と言えなければ快適な環境の維持は難しくなります。
換気の目的は住まい内に生じる悪い空気と
新鮮な空気を入れ替える為です。
最低人が生活を行う居室という空間では
最低限の換気が法律で定められています。
近年では24時間換気として設計されます。
24時間換気とは別として、
上記でも記述した住まい自体のリフレッシュの為にも
窓を開放した自然の換気を弊社では勧めています。
街中で車どおりが多い場所の空気の場合
は別になるかもしれませんが、
住まい全体の風の通り道を計算し、
室内で風が感じられるような採風計画は
住まいが溜め込む湿気の乾燥等、
時期によってはとても大事な換気と言えます。
近年の高気密・高断熱で外気が過ごしやすい時、
採風計画が正しくないと室内で熱が籠り、
結果、空調を使う時期が増えるのは本来のエコとは言えず、
外気が快適な時は外気を取り込む工夫をする設計の為に
パッシブ設計を取り入れています。
【 高気密・高断熱省エネ住宅とは 】
断熱は室外の熱を断ち、気密は外気の入口を封する。
そういうイメージが分かり易いと思います。
住まい全体を断熱の層と気密の膜で覆う事を
断熱・気密と言います。
高気密・高断熱という定義があるわけではありませんが、
高断熱であれば冷暖房の効率が上がる事から
住宅省エネルギー性能として等級を設けて評価されています。
2022年4月に断熱等性能に等級5が
1次エネルギー消費量に等級6が新設され
これまでの高断熱は
断熱等性能等級4
1次エネルギー消費量等級5
が高断熱の住まいと考えられがちですが、
これまでもこの基準を大きく上回る住まいが多く、
2022年4月の改正は
これを適切に評価できる様に改正したものといえます。
弊社では以前から今回の最高等級である。
断熱等性能等級5
1次エネルギー消費量等級6
を上回る住まいを注文住宅で設計・建築しております。
《 高気密・高断熱はなぜ必要? 》
高断熱は単純に冷暖房の効率を上げるだけでなく、
冬場夜に上げた室温を翌朝までに下げ切らない事で
住まいの中でのヒートショックを防ぐ
そんな効果もあります。
気密の効果は室内と室外の空気の分離にあり、
計画的な換気と空調計画にとって
重要な役割を担うだけでなく、
窓から取り込む風を計画的に
室内を駈け廻らせる為にもとても大切です。
外壁内に生じる湿気を一方通行にする事で
外壁内の結露を防ぎ土台や柱を腐らせる事を防ぐ役割もあります。
気密や断熱は途切れず連続させて施工を施す必要があります。
欠陥があるとそこから住まいをカビさせたり、
腐らせたり、シロアリの住処になったり、
そういった意味でも施工が重要だと言えます。
【 パッシブ設計で風と光を考える 】
パッシブとは『受動的』という意味がある通り
自然の力を受け入れて設計に取り入れる事を
『パッシブ設計』と言います。
近年の住まい造りは温暖化に伴って
空調効率を考えた高気密・高断熱が普通になりました。
上記でも記載した通り、
日本には四季が有り季節によっては
外気の気持ち良い季節や、
冷房を考えれば日差しの熱を遮断したい反面、
暖房を考えれば日射を取得したい季節があります。
住まいは夏を旨とすべしと昔から言われますが、
気持ち良い風が通る日当たりの良い住まいは
時代が変わっても四季を愛する日本人にとって住み良い住まいであり、
現代の住宅設計でも日本人に愛されている住宅設計手法です。
高気密・高断熱の省エネ住宅が普及する現代、
この設計手法を取り入れて住み良い住まいを設計するならば
住まいを建てる土地を探す段階で
卓越風を知り、どんな快適な住まいができそうか
検討する必要が有ります。
建てたい土地にとって最適であり、
住まい手の要望を叶える住まいを造るのは
そこからが始まりと言えます。
【 住宅性能とかかりつけ大工の施工力 】
かかりつけ大工友建では
確かな住宅性能の為に設計・大工・現場管理者を育て
確実な設計体制と施工体制と共に、
外部の第三者の検査などを加える事で
安心して住まい造りをお任せいただける体制を構築しています。
住宅の設計はほとんどが机上で行われ、
住まいの性能も図面上で評価されます。
しかしながら造る事は人の手です。
住宅性能の事も知らずに施工を行う事で
近年、欠陥住宅の問題が多くなっています。
友建は『かかりつけ大工』として住まいを造るだけでなく、
土地探しから設計・施工・メンテナンスまで
ずっとかかりつけて頂く工務店として、
人材育成にまで力を入れています。
代表の山田も大工から始まり、
大工をしながら大学院まで通い、
住まいを研究し続けてきました。
その意志を受けつぐ社員達と共に、
住まい手の為の住まいを造り続けています。
新築注文住宅
マンションリノベーション
戸建てリノベーション
古民家再生
住まい手のこだわりの住まいを
Room Tour動画にして公開しました。
東海ラジオで放送中の『タクマ・神野のどーゆーふー』内にて
かかりつけ大工のコーナー『住まいの相談所Q&A』は2021年12月放送分をもって終了いたしました。
今後も「住まいの相談所HP」は残しながら皆様の住まいの質問・ご相談を受け付けております。
是非ご利用ください。
LINE公式アカウントを開設いたしました!


● 住宅プレゼンテーションシステムALTA
● DIYで家造りに参加する(DIY支援)
《このページの関連ページ》
【かかりつけ大工の家造り】
かかりつけ大工友建が造る住まいは
『住み手の為に』 『安全であり』『安心できる』
をモットーにしています。
住まいに住まい手が合わせて生活するのではなく、
住まいを住まい手に合わせて造る。
一緒に『住まい造りを楽しむ』事が本当の家造りだと考えています。
【住み手の為に造る住まい】
家造りは『わがままであるべきだ』。
かかりつけ大工では住まい手にそう求めます。
建築士と一緒に住み手の理想を組み込み、
『こだわりをもって造る』住まいには、
住み手の想いが詰め込まれていきます。
建築士と大工と住み手が
一緒になって造り上げる住まいが
『住み手の為に造る住まい』
だと考えています。
完成した住まいは皆で作った作品だからこそ、
喜びも大きくなります。
【安全な住まい】
代表取締役の山田は
阪神淡路大震災を経験した事で、
大切な家族の命が入る住まいは
『安全であることが一番』
だと考えています。
土地の状況を考慮した『災害に強い住まい』を設計する事が
住まい手の命を守る事に繋がります。
詳しくは⇨《高強度(高耐震)+制震の住まい》
かかりつけ大工友建が手掛ける注文住宅は
一棟一棟丁寧に緻密な構造計算を施して
『安全な住まい』を設計しています。
◆ 耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)3等級
◆ 耐震等級(構造躯体の損傷防止)3等級
評価手法 : 【 許容応力度計算法 】
極めて稀に(数百年に一度程度)発生する
地震による力の1.5倍に対して
倒壊・崩壊等せず、損傷も生じない程度の強度を計算します。
それでも何度も大地震の力を受けるとダメージが蓄積していきます。
繰り返しの大規模災害でも住み続ける為には制震構造の併用が重要です。
詳しくは⇨《高強度(高耐震)+制震の住まい》
その住まいが永く存続できるように
『アフターフォローまでお手伝い』する事が、
我々『かかりつけ大工』の使命だと考えています。
【安心できる住まい】
住まいは『安心できる』事が重要です。
『快適』で『安息できる』場所が住まいであるべきだと考えています。
住まいは完成してから
様々な物語の場になっていきます。
かかりつけ大工友建では、
健康的に過ごす事ができ、耐久性が高く、
地震等の災害後も安心して過ごし続ける事ができる。
そういった家造りに重点を置いています。
住まいの快適性の品質としては
☆2022年4月創設の断熱性新基準
☆省エネルギー等級5
☆一次エネルギー消費量等級6
いずれも最高基準以上の品質を基本としています。
また、自然共存としてパッシブ設計も計画、
卓越風を利用した採風計画や日射取得、
過ごしやすい住まいを駆け抜ける風の計画など、
快適な住まいの為にも様々な角度から
住まいを設計しています。
【住み手が参画する家造り】
かかりつけ大工の家造りは住み手《参画型》。
住み手が住みたい家の要望を調書から始め、
外部建築デザイン事務所を顧問に抱える事で
複数の建築士の目線から要望を形にしていきます。
プランニング時には細かな要望を聞き、
目の前でプランニングを自在に表現できる
システムALTAを利用して、最終的にはVR(仮想現実)
を用いて住まいの体験をすることも出来ます。
詳しくは⇒《かかりつけ大工の提案力》
《 住宅プレゼンテーションシステムALTA 》
ALTAは住宅をプレゼンする為のシステムです。
間取り設計をその場で行い、即時に3次元(立体画像化)する事ができます。
壁紙1枚まで取り込む事ができる為、思い通りの家造りが可能になります。
間取りだけでなくインテリアや照明、エクステリアに至るまで、
このシステムを利用してフルコーディネートする事が可能です。
☆ ALTAで出来る事 ☆
● 平面・立面・断面
● パース・俯瞰図・外観図
● ウォークスルー
● VR(仮想現実)
DIY支援とは、新築注文住宅や
ある程度のリフォーム・リノベーション工事と共に
DIYで家造りに参加したいという方に向けた
かかりつけ大工独自サービスです。
材料の仕入れから道具の貸し出しまでサポートしているため、
体一つで気軽に参加することができます。
DIYに参加することでコストを下げることも、
その分のコストで住まいをグレードアップすることも自由自在です。
ウッドデッキを作ったり、お子さんと手形を残してみたり……
思い出も詰まってより住まいへの愛着が深まります。
かかりつけ大工友建名古屋支店は
【 DIYベース 】として加工場を開放しています。
段ボール迷路・滑り台やブランコまであります。
DIYにおいて大切なのはテクニックや経験ではありません。
色を塗ったり、部分的に組み立ててみたり、ちょっとした参加でも楽しめるのがDIYです。
新築注文住宅
マンションリノベーション
戸建てリノベーション
古民家再生
住まい手のこだわりの住まいを
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東海ラジオで放送中の『タクマ・神野のどーゆーふー』内にて
かかりつけ大工のコーナー『住まいの相談所Q&A』は2021年12月放送分をもって終了いたしました。
今後も「住まいの相談所HP」は残しながら皆様の住まいの質問・ご相談を受け付けております。
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地震災害時にお住まいにとても重要な地盤
我々が住む濃尾平野は広大な軟弱地盤を有し
熊本大地震で深刻な被害が発生した地盤増幅率2を超える
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万一の故障に備えた万全の保証を提供しております。

【 構造上主要な部分と防水 10年 保証 】
住宅品確法により平成12年より
・ 構造上主要な部分
・ 雨水の侵入を防止する部分
の品質について10年間保証する事が義務化されました。
かかりつけ大工友建では、
JIO(日本住宅保証検査機構)住宅性能評価機関を通して
長期優良住宅を基準とした住まいの提供を行っております。
JIO | 日本住宅保証検査機構HP (jio-kensa.co.jp)
JIOの住宅性能評価によって一軒一軒
長期優良住宅として技術審査・認定取得を行っております。
図面上の品質審査を受け、
更に配筋・構造・防水の検査を現場で受ける事で、
住宅瑕疵担保責任保険による10年間の補償を
受ける事ができる体制を構築しております。
かかりつけ大工の家造りでは、
自社社員建築士による設計に加え、
1級建築士事務所の外部顧問
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3社体制で図面の審査を行っています。
【 自社大工による安心施工と第三者検査 】
かかりつけ大工友建は大工技能者を育成しています。
住まいを造り、知る技能者が監督まで担当し、
大切な住まいを丁寧に造り上げています。
上記にご紹介した設計体制により
理想の住まいを設計した後、
自社大工施工による体制で形にしていきます。
様々な品質が関わる部分では、
自社・外部建築士・第三者機関と連携して検査を実施していきます。
具体的には、
◎ 配筋検査
◎ 躯体(構造)検査
◎ 外部外装(防水)検査
◎ 仕上前下地検査
◎ 完了検査
数々の検査を終え、
最後にお客様のお引渡し前検査を経て
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◎ 防蟻処理 5年保証
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