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2019.03.04

断熱と気密のお話し③:「かかりつけ大工」住まいの相談

こんにちは。

「かかりつけ大工」の友建です。

 

前回までの断熱と気密のお話し②までで基本を話してきました。

今回のコラムでは断熱工事・気密工事が適切に行われている場合の、

お家全体の空気の流れを図にしてみました。

 

まずは、高気密・高断熱と呼ばれる家の断面は下記の様になります。

気密性の低い家の断面

 

かなり細かくなってしまいましたが、ここでお話しする事として、

断熱工事や気密工事は家の省エネ性能を引き上げる重要な工事です。

しかしながら、「家の中を全く換気しない」とする事はできません。

 

なぜなら、人も呼吸をし、宅内で生活するという事は悪い空気も生み出すからです。

また、建築する材料から発生する化学物質やホルムアルデヒド等は、

自然界でも発生するものである事から、

建築基準法で最低限換気する事が定められているからです。

気密工事の結果が完全に密閉された空間だとすると、

換気するだけだったら空気が無くなってしまいますよね。

高気密の家だと換気と同様に吸気も検討する必要があります。

この換気と吸気のお話はまた後日詳しくお話ししたいと思います。

 

今回は断熱と気密のお話の続きとして、

気密と断熱の工事が不十分な場合におきる。

「換気以外の空気の流れによる」住環境への影響を話していこうと思います。

 

このコラムの始めに載せた建物で、

断熱と気密に欠陥が生じている様子を表した図が下記になります。

低気密の家の断面

この図で赤い→となっている部分が気密の欠陥部分。

上記の図との違いで判る断熱部分の欠損部分が断熱の欠陥部分となります。

気密がきちんとなされないと、家は隙間風だらけになります。

 

「底冷えがする」っと話をされることが多いと思います。

暖かい空気は軽くなり、上に上がる為、

部屋内の天井に近い方が暖かく、床に近い方が冷たくなります。

高気密・高断熱の家だとこの差が無くなっていき、

部屋全体が暖かく感じられます。

 

しかしながら、隙間風の多い家だと、

上部に上がった暖かい空気が隙間を通って二階や外気へ流れ出てしまい、

その空気の流れは床下から冷たい空気を呼び込みます。

これが「底冷え」の正体です。

 

もう一つ室内で過ごしていて体感温度を下げるのが、壁や床・天井の冷えです。

断熱を施しても、その中を隙間風が吹き抜けてしまう事で冷えてしまいます。

 

一つ例を挙げます。

部屋の温度を20℃とします。

この時の壁の表面温度が12℃だとしたとき、

人が感じる体感温度は、

 

体感温度 = (表面温度+室温)/ 2 

 

で求めることができます。

 

つまり、

体感温度 = (12℃ + 20℃)/ 2 = 16℃

となります。

 

室温20℃なら快適な温度ですが、窓の近くに寄ると「冷や!」って感じますよね。

これが体感温度による冷えです。

 

隙間風というものが、快適な住環境に及ぼす影響は、

これまでに記載した内容でほぼ理解が出来ると思います。

断熱の欠損も体感温度を引き下げる要因になります。

断熱と気密についてのお話の補足は後日行いたいと思います。

 

次回からは、「内部結露」についてお話したいと思います。

上記図に記載している。

建物の床下や外壁の内側、天井や小屋裏等の空気の流れにも関係します。

この空気の流れは建物内部の換気と同様に、設計時に意図して設けるものです。

 

この設計は、内部の断熱・気密とセットにして考える必要があり、

建物の耐久性に対して非常に重要な役割を担っています。

是非次回もご覧ください。

 


 

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